こんにちは！産前産後ボディケアサロンOui（ウイ）のmaiです。

妊娠してからの十月十日、
あかちゃんはママのお腹のなかで日ごとに成長しています。

生命が宿るとからだはすごいもので、
あかちゃんがお腹のなかで過ごしやすいように、
ママはからだを変化させていきますね。

大きくなったお腹のママを見ると、
私はすごく愛おしく感じます＾＾

お腹が大きくなってきた頃

お腹が大きくなって目立つようになってきた頃、

「家の中でお腹をテーブルにぶつけた！」
「狭いところを通ろうとしたときにお腹に当たった！」
「方向転換した時に壁に当たっちゃった！」

なんていう、お腹をぶつけちゃうという経験。
（妊娠していなくても、小指をイスの角にぶつけたり。）

大切な赤ちゃんがお腹の中にいるから
気をつけていたのに
1度は経験があるって言う人が
実は意外と多いのです。
私も3人のママですが、経験があります。

「自分の不注意のせいで。。。」
「慌てちゃったから。。。」

もちろん、それも理由の1つではあると思います。
が！決して自分のせいにして落ち込む必要はありません。

自分の不注意や、急いでいたから、
というのが理由であれば、
妊娠してお腹が大きくなったことは関係ないですよね。

ほかにも理由が多数に考えられます。

なぜお腹をぶつけちゃう？

なぜお腹をぶつけちゃうのでしょうか。

・ホルモンの変化
・バランスが不安定になる

あかちゃんが産まれてくるときは、
お腹の子宮の中から子宮口まで、
骨盤に囲まれた産道を通ってきます。

狭い産道の中を、
できるだけあかちゃんが通りやすいように
ママのからだは妊娠初期の頃から
からだの靭帯を柔らかくする
リラキシンというホルモンを出して、
骨盤まわりや股関節など、からだの関節を柔らかくするよう準備しています。

また、お腹が大きくなるにつれて
からだの重心の移動も大きくなります。

からだの重心の移動が大きくなると、
バランスが不安定になり、
本来であれば関節をサポートするはずの靱帯が柔らかくなっているため
関節に負担がかかりやすくなり、
痛みが出たり、急な動きがケガにつながることもあります。

・距離感がつかめない

自分のからだと、ほかのものとの距離感が分かりにくくなります。

徐々にお腹が大きくなるにつれて
バランスをとるために自然と姿勢も変わっていきます。

でも、自分と自分以外のものとの距離感は
妊娠前のからだの感覚のままでいるため、
大きくなったお腹のからだの感覚が乏しいのです。

自分のお腹がどのくらい大きくなったかというのは、
頭のなかでは把握できていないのかもしれません。

からだの感覚、例えば。

例えば、スポーツが得意な子。
そういう子に、「運動神経が良い」という言葉を
使ったことがありませんか？

どういう子が運動神経がいい、と言いのでしょうか。

体格ががっちりした子？
足が速い子？
伸長が高い子？

その子たちが必ずしも=スポーツが得意！
っていうことではないですね。

野球の話で言えば、
バッターボックスで打者として打つ場面。

自分の体がどのくらいの大きさで、
投げられた球に対してどのくらいの距離があって、
どのタイミングで、どの加減でバットをスイングするか、
という無意識のからだの動きが
脳のなかで分析して判断し、
からだに指示を出して
その通りに動くようにしてくれています。

それは、からだの関節の動く角度、からだの感覚、自分の思考、感情、
が合わさって繰り出されるものです。

動きとは（運動×感覚× 思考×感情)から成ります。

一流のアスリート選手の代表でもある、
メジャーリーガーの大谷選手や、ボクシングの井上尚弥選手は
試合の場面で最高のパフォーマンスが出来るように
すごく事細かに意識されているように感じます。

例え話が少し脱線しましたが、
産前産後の女性は、このどれもが大きく変化します。

妊娠中の自分の感覚を育てる

では、変化していくからだに関して
どうすればいいのでしょうか。

自分のからだとほかのものとの距離感をつかむためには、
おなかに手を当てておいたり、
手でお腹をなでてあげることがいいでしょう。

お腹以外にも肩や背中、足など
無理のない範囲で、
いろんなからだの部位を触ってあげましょう。

手からの感覚情報が脳に伝わり、
大きくなったお腹のからだを認識してくれます。

また、お腹の中にいるあかちゃんを感じることができて
より愛着も沸いてきそうですね＾＾

もし、お腹をぶつけてしまったら、
痛みも張りもなく、出血などもなければ、
様子を見ていいでしょう。

不安なときは、産院に連絡して助産師さんに伝えたり、
受診をしてみてもらいましょう。

まとめ

妊娠してあかちゃんの成長につれて
ママのからだは大きく変化していきます。

大きなお腹に対して
腰を反らせてバランスを取ることを選んだり、
ガニ股になったり、
ホルモンの影響で感情的になったり、鬱々したり、
いろんなことが起こります。

無意識のうちに変わる心とからだ。

出産したあとに、
それが元に戻るかと言ったらそうではありません。

妊娠、出産を得て変化した体を
過ごしやすい「からだ」にする事がすごく大切です。

妊娠前のもとの身体に戻すということではなく、
変化した自分のからだを知ること。

変化した自分を認識して、
そこからまたより元気になるために
自分のからだを大切にすること。

楽しく子育てをしていくためにも
自分が元気じゃないと、楽しくいられません。

からだと心は自律神経系で繋がっているので
からだが変わると、
みえない心もおのずと変わります。

イライラするママよりも
笑顔でいるママの方がいいですよね。

ママが元気だと家庭も明るく、社会も明るくなります。

自分のからだと心を大切にして
ご機嫌は自分でとっていきましょう♪

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