こんにちは！産前産後ボディケアサロンOuiのmaiです。
妊娠中から産後にかけてのからだのお悩みのなかでもトップクラスのもの、
それは
腰痛です。
妊娠中から産後にかけて何かしらの腰痛があった人は
全体の8～9割を占めると言われています。
とくに妊娠中から腰痛がある方は、出産後に腰痛が悪化することが多いという報告もあり、
妊娠前から腰痛を防ぐケアをすることが非常に大切です。
腰痛はなぜ起こるの？
腰痛の原因といってもひとつではありません。
腰痛がない方もいるように、理由は人によって違います。
その人のからだの姿勢、出産歴、環境、心理面など
たくさんの要因が影響しているからです。
今回は、産前産後に特化して影響を受けやすいものを挙げていきます。
①ホルモンの影響
あかちゃんがお腹のなかで成長していくためには、
ママのからだを変化させる必要があります。
妊娠をするとママのからだからリラキシンというホルモンが出て、
骨と骨をつなぐ靱帯を緩ませ、普段はがっちりくっついている骨盤を
あかちゃんの大きくなる準備として柔軟にする働きをします。
そのため、妊娠初期のころから寝返りや起き上がり時に
骨盤帯の違和感や痛みを感じる方もいらっしゃいます。
②姿勢の影響
あかちゃんの成長につれてお腹が大きくなるために、
ママのからだの構造は変わっていきます。
大きくなったお腹を支えるために腰が反りやすくなったり、
それにより腰の筋肉を使い過ぎてしまったりと、
腰痛が生じやすい姿勢となってしまいます。
出産前から骨盤帯の痛みがある方は、
腰痛や骨盤帯がない方に比べてより多くの痛みを持つ、
との報告もあります。
③生活の習慣と環境の変化
昔に比べて、生活スタイルはどんどん変化しています。
昔は畳があり床から立ち座りする和式での様式。
今ではダイニングテーブルとイスがある洋式の家庭が増えました。
掃除をするときは、四つ這いで雑巾がけをするのではなく、
立って移動しながらでのモップ掃除、またお掃除ロボットが登場し、
楽して生活することができるようになりましたね。
しかし、生活が便利になるグッズが増えて私たちの負担を減らしてくれる反面、
からだを動かすことは減ったように思います。
その代償として股関節周りが硬くなったり、
下半身の筋力が低下して腰痛を招く原因のひとつになったりも考えられます。
産後の腰痛
産後のからだのトラブルはたくさんあります。
妊娠中は大きくなったお腹を支えるために
腰に負担がかかりやすい姿勢にあり、
分娩が終わったあともしばらく症状が続くことが多いと言われています。
あかちゃんを出産した後は、腰が痛くて寝返りや起き上がりができない方、
歩くことさえもままならない方、骨盤ベルトが手放せない方がいらっしゃいます。
出産は交通事故ほどのダメージを受けると言われており、
あかちゃんのお世話どころではないのです。
願うならば産後1～1.5ヶ月の産褥期は、
授乳や抱っこなど最低限のお世話以外は家族や、
産後ケア事業などサービスを利用するなど、
養生してからだを静めてほしいと思います。
そのためにも、出産前から家族や友人にお手伝いを依頼することや、
産後ケア事業のサービスを調べておくなど、
ママが頑張るのではなく、だれかに頼ることも
選択肢のひとつとして考えてみるのもひとつです。
ただ、実際問題難しい場合ももちろんあると思います。
でもここで無理をしてしまうと後から不調としてからだに現れるので、
まずはママの体調を回復させることが何よりも大切です。
からだが辛かったら育児も楽しく感じることができなくなります。
家族と相談し、同じ方向を向いて、チームとしてみんなで子育てを楽しみましょう。
妊娠したらやりたい床拭き！安産と腰痛予防！
妊娠をして、医師に運動許可を得たら、ぜひやってもらいたいことが
「歩くこと」と「床拭き」です。
昔から床拭きをすると安産になるという言葉を聞いたことがありませんか？
その理由が床拭きの姿勢にあります。
両手両ひざをつけて、四つ這いをとる姿勢です。
この姿勢をとることで、普段の反りやすい背骨が丸まり、
また膝をついて床拭きそ行うことで股関節まわりの筋肉を使います。
この姿勢は、出産するときにあかちゃんが
産道を通って出てきやすいからだの姿勢となります。
また、妊娠後期はお腹が大きく足元が不安定になりやすいため、
立って行う運動よりも転倒するリスクが少ないのもポイントです。
四つ這いの姿勢をとるだけでも、意外ときついので
疲れたら休憩する、痛みが出る場合には休憩する、と決めて、
やすみやすみ行うようにしましょう。
出産がスムーズになり、腰痛予防にもなり、部屋もきれいになりwinwinwin！です＾＾
疲れたら休む、呼吸がラクにできる無理のない範囲で、
医師の指示に従って安全に行いましょうね。
まとめ
リラックスしてあかちゃんを育てるためには、
ママが心地よく過ごすことが1番大切。
妊娠中から産後にかけてのからだの悩みで、とくに多い腰痛。
腰痛を予防することは誰にでもできますので、
妊娠する前でも産後何年経っても、ケアをしようと思ったときがスタートです。
やれることから始めましょう。
腰痛がなかなかよくならない、自分の体は大丈夫かなとお困りの方は、
からだの専門家に診てもらう事をぜひお勧めします。
自分のからだを知ることは自分じゃ限界があります。
頼ることも手段のひとつとして考えてみてくださいね。
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